〔083〕富士見台 (1,739m)

2014年06月14日


信州百名山に戻る

長野県阿智村
ヘボンスそのはらから
標高1,739m、長野県と岐阜県の県境に位置する富士見台高原は、もとは山伏台と呼ばれ、明治時代より富士教信者が富士山参拝所をここに設けたことから「富士見台」の名が付く。しかし、富士見台といっても富士山が見えるわけではなく、参拝者の願望からその名が付いた。(富士山見たい→富士見たい→富士見台)360°の大パノラマが広がる山頂からは、深田久弥「日本百名山」の二十三座が一望できます。
Road Map :中央道を中津川ICで下りて、県道7号線から神坂峠への林道に入る。
Route Map:神坂峠遺跡から登山道を登り、下山時は万岳荘側の整備された道を下る。
    標高差:170m
累積標高差:240m
信州百名山』   展望山なのにガスで大展望は得られず。
登り:41分(パノラマコースから)
下り:37分(万岳荘側へ)
コースタイム:1時間18分
左写真にある”神坂峠遺構”の説明板。
中津川市街は天気が良かったが、恵那山を見ると完全にガスで覆われていた。富士見台がどこにあるのかは特定出来なかったが、富士見台も当然ガスに覆われていると思いながら、神坂峠まで車で上がる。
登山口から少し歩くと”神坂峠”の遺構に着く。こんなのにまったく興味がないが、ガスで撮るものがないので、賑わしに撮っておく。
気温12℃、ガスガスの中、9時45分に登山口を出発する。
登山道はしっかり付いており、緩やかに登って行く。
囲まれた草原に遺構碑が立っていたが、峠を遺構とするのは如何なもんでしょう・
この木、一本だけだったが”サラサドウダン”綺麗に咲いていた。
レンズを曇らせたくないので、急いで撮るとボケてしまった。
天気が良ければ展望もあって楽しそうな登山道ではあった。
27分にて”万岳荘”からの道の分岐に着く。下山時には
”万岳荘”側へ下りたいと思う。
丈の低いササ原なのでうるさくはないし、晴れていれば左側は展望が得られている感じの道だ。このガスの中では全てが想像でしかない。
状況が判らない中、トイレの文字が目立った。
分岐からはやたら広い道となる。周辺の雰囲気は判らない。
休憩舎程度の小さな”避難小屋”だった。
ガスの中、トイレと神坂避難小屋が見えた。
山頂かと思ったが、山頂はもう少し先だった。
もう既に展望の良さそうなササ原の中を登って行く。先行する御夫婦ハイカーは奥さんの方がこの登りでも相当苦しそう。
立派な標識は山頂標識ではなく、道標メインだった。
41分にて広々とした山頂の”富士見台”(1,739m)に着く。風は止んだがガスは相変わらずで何も見えない。
鳥瞰図に添付されている”日本屈指の絶景スポット”案内。
鳥瞰図には沢山の山名が描かれているが、余程、条件の良い時に何とかでも見えている山名を表示しただけと思われる。
クリックで山名が読める位まで拡大します。それにしても痛みと落書きが酷い鳥瞰図だ。
下山に入って直ぐの所にあった”展望岩”であるが、ガスの今日は何の役にも立たない。
ササ原に多く見られた注意看板であるが、
私たちの生活域です。”のキャッチフレーズが気に入った。採るな!、踏むな!より随分お洒落だ。
下山27分にて”万岳荘”に着く。
分岐から”万岳荘”側へ下っていると、登山道がえらく整備されて遊歩道になっていた。栗駒山もこんな風に登山道が整備され、ハイカーに取っては風情も感じられない道だった。
”万岳荘”には二輪車用の駐車場もあった。ここから登山口までは舗装路歩きとなる。更に味気ない。
”万岳荘”はペンション風の立派な営業小屋である。ここまで車で上がって来れる。
駐車場から直ぐの恵那山登山口。ここを右に曲がれば富士見台の登山口となる。
この駐車場は恵那山登山用に使われており、殆んどのハイカーは、このガスの中、恵那山に登られている様だ。
富士見台への登り時は我社1台だけであったが、もう1台が停められていた。カーブミラーの後ろが登山口になっている。
今日始めて見た展望は中津川市街方面、肉眼では良く見えていたが、写真には乗っていない。
富士見台
富士見台は池口岳登頂の時間つぶしの山であったが、折角の展望山だったので、山頂から大展望を見たかったが、ガスで何も見えず残念ではあった。
池口岳登山口に移動する
登山口近くの道の駅”遠山郷”に移動する。ここは”かぐらの湯”が隣接しており、汗を流すことも出来る。
ふじみだい